ARTA SUPER GT500 #16 第4戦 Race1 レポート | ARTA

2025.8.3

2025.8.3

ARTA SUPER GT500 #16 第4戦 Race1 レポート

予選での路面温度がドライバーを苦しめたが、Race 2はマシンの持つポテンシャルを引き出して行きたい

今回はSUPER GT初の試みとなるスプリントでレースが行われる。全車ノーウェイト、ポイントは通常のレースのハーフポイント、今日のレースは35周で戦われる。レース中の給油、タイヤ交換の義務は無く、1人のドライバーが1レースを走る事になる。第1レースのドライバーは大津弘樹選手。

今朝のフリー走行の序盤は上位につけていたが、最終的に7番手でセッションを終えた。車のバランスは悪く無さそうだ。しかし、予選では予想以上に路面温度が上昇し、タイヤを合わせ切れず、14番手からのスタートとなってしまった。

パレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。大津選手は順位を落とす事なく1コーナーを周ったが、Aコーナーで他車の接触がありセーフティーカーが入った。車両回収が終わり、5周目にリスタートが切られた。

8周目の1コーナーで大津選手は前車を抜き、ひとつポジションを上げる事に成功。そのまま順位をキープしながらチャンスを伺う。スタート前にスピードウェイの北西に雨雲が迫っていたが、21周目あたりからストレートで弱い雨が降り始めた。しかし、ペースが落ちるほどの雨ではなく、大きなペースの落ち込みは無かった。

25周目に前車のペースが徐々に落ち始め、12番手に浮上するが、次の周に抜き返されてしまう。大津選手はなかなかペースを安定させるのが難しいタイヤコンディションだった。

1秒以内で前車とデッドヒートを繰り広げたが、13位でレースを終えた。

明日は今日の走行を生かし、上位を狙いたい。明日は佐藤蓮選手がステアリングを握る。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「8号車とは逆に朝の走行は良かったんだけど、予選は上手く行かなかった。これは8号車と同じで、想定路面温度の考え方を変えていかなければならないと思った。この車の持っているポテンシャルはとても高いと思っているのに、それを上手く引き出せていないので、明日は何とかそれを引き出したいね」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「8と同じく実績のあるタイヤを持ち込んだけど、やはり路面温度が高すぎて合わせ切れなかったね。レースペースは上がらなかったけど、大津は現状の車のパフォーマンスを最大限引き出してくれた。この頑張りを無駄にしないように明日につなげたいね」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「16は走り出しの感触が良かったのですが、8号車と同じく路面温度の上昇が予想以上に合わせ込む事が出来ず、予選で下位に沈んでしまいました。決勝に向けて調整を進め、大津も頑張って走ってくれたのですが、合わせ切れませんでしたね。明日は挽回出来るようにしっかり準備していきます」

大津弘樹選手

大津弘樹紀選手のコメント

「朝のセッションはポジションも上位で手応えはあったのですが、路温に対してのタイヤのマッチングがあまり良く無くて、想定以上に路温が上がってしまったことでタイヤのピークパフォーマンスが下がってしまい、予選は苦しい展開になってしまいました。決勝も思った以上にペースを上げられなくて悔しいレースになってしまいました。明日に向けてペース改善が必要なので、蓮に上手くバトンタッチ出来るように準備をしていきたいです」

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