ARTA SUPER GT500 #16 第5戦 決勝レポート | ARTA

2025.8.25

2025.8.25

ARTA SUPER GT500 #16 第5戦 決勝レポート

ドライバーはノーミス、給油時間で勝敗が

ポールポジション獲得でついにポイントを獲得した#16 ARTA MUGEN TYPE R-GTは、更に大量ポイントを獲得すべく、決勝へ向けて入念に戦略を練った。

スタートドライバーは大津弘樹選手。大津選手は見事なスタートで、2番手に2.5秒差をつけて1周目を戻ってきた。

4周目のシケインで後続車同士の接触があり、セーフティーカーが導入された。車両回収に時間がかかり、9周目にリスタートが切られた。13周目から2番手の車に背後に着かれ、何度か抜かれそうになったが、大津選手は何とか踏ん張り、18周目にルーティンのピットインを行い、佐藤蓮選手に後半を託した。

しかし、2番手を走っていた車にピット作業で先行されてしまい、もう1台にも抜かれポジションを落としてしまう。更に1台にアンダーカットされてしまい、全車ピットイン終了後の32周目のポジションは4番手。

34周目に300クラスの車両がコース脇に止まってしまい、FCYが導入されたが、翌周にはリスタートが切られた。

4番手のままレースが進行していたが、47周目のバックストレートで300クラス車両の車のタイヤがバーストしてしまう。デブリ処理の為、FCYが導入された。その周にリスタートが切られ、残り4周。前車の背後まで迫ったが、抜くまでに至らず、4位でレースを終えた。第4戦までノーポイントだったが、貴重なポイントを獲得した。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「ドライバーもチームも何のミスもしていないのに、3台に抜かれてしまった。給油に時間がかかったのが原因なんだけど、ミスをした訳ではなく、燃費に問題。速さでは互角なのに、このような事で負けてしまうのは辛いけど、次回のSUGOはコースの特性上、チャンスがあると思っているので、しっかりと準備をしていきたいね」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「ポールトゥウインを狙っていたのですが、ピットアウトしてみたら 5 位とか 6 位とかに落ちていました。ドライバーもメカニックも全てノーミスでレースを戦えましたが、他チームの方がピット作業、給油時間が短かったと思います。本当にメカニックやドライバーに申し訳ない気持ちですが、次回に向けて頑張ります」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「大津選手が、トップをキープしてバトンタッチはしたのですが、ピット作業の時間の差でトップを守り切れませんでした。それが全てだったと思います。そこで前に出てれば、トップをキープする事は出来たと思います。特に何かミスをしたわけでなかったのですが、やはり給油時間の差が大きかったと思います。車自体の速さも多分あると思います。チームとしてはやれることは出来たと思っていますが、次回に向けてしっかりと準備して行きます」

大津弘樹選手

大津弘樹紀選手のコメント

「序盤、苦しかったんですけど、何とかトップを守り切れて、蓮に代わる事が出来ました。しかし、我々の車は給油に時間がかかるので、ピットストップ中に3台に抜かれてしまいました。後半は蓮がロングスティントで頑張ってくれました。コンディション的にも我々の車は合っていたと思うのですが、追い上げる事は難しかったです。
ポールから4位という結果は非常に悔しいですが、良いところも沢山見つかったので、精度を高めて次の菅生で良い結果を出したいです」

佐藤蓮選手

佐藤蓮選手のコメント

「ポールからスタートでしたが、4 位で終わってしまいました。ファーストスティントは大津選手がなんとかトップを死守してくれてドライバーチェンジを行えましたが、ピットの兼ね合いで 3 台に先行を許してしまいました。その後はペースはあったんですが、ストレートでチャンスを狙っていましたが、やっぱりダウンフォースが強いマシンということで、抜けずに終わってしまいました。車としてはいいところも沢山ありましたし、次に向けてもいい材料は揃ったかなと思うので、この悔しさを菅生で晴らしたいと思います」

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