ARTA SUPER GT500 #16 第3戦 決勝レポート | ARTA

2025.6.29

2025.6.29

ARTA SUPER GT500 #16 第3戦 決勝レポート

コンパウンドの違いを十分に活かせずパフォーマンスにつながらなかったが次回以降に期待

朝から天候も良く、マレーシア特有のスコールは走り出しから一度も無く決勝を迎えた。

スタートドライバーは大津弘樹選手。スタートは順位をキープしながら1コーナーへ入っていったが、中断で接触があり、12番手までポジションアップ。

安定したペースで走っていたが、ペースが上がらなくなり、10周目までに14番手までポジションを落としてしまう。

20周目からルーティンのピットインを行う車両が出始めた。大津選手は他車のピットインにより、一時は3番手を走行。1分56-57秒台の安定したペースで周回を重ねた。

31周目にピットインを行い、佐藤蓮選手に交代、13番手でコースに復帰する。佐藤選手は39周目に自己ベストを更新し、トップグループと同等のラップタイムで前車を追う。

43周目には1つポジションを上げる事に成功し12番手。ポイント圏内の10番手までは約5秒差まで迫ってきたが、残り周回がなく、12番手でレースを終えてしまった。今回は走り出しのバランスは良かったが、途中から流れを逃してしまったので、中盤戦に突入する次回から何とか挽回していきたい。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「なかなか結果が出なくて、応援して下さっている人たちに申し訳ないです。しかし、車が持っている速さや、ドライバーの速さが欠落している訳ではないので、絶対に挽回して、選手権争いに加わって行きたいです」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「走り出しの調子は良かっただけに、今回の結果は残念だね。タイヤの使い方が難しかったというのもあるけど、車もドライバーも勝てるポテンシャルを持っているので、それを生かせるようにしていきたいね。次、頑張ります」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「系統の違うコンパウンドのタイヤを持ち込んだのですが、そのタイヤの使い方が週末を通して上手く出来なかったのが敗因ですね。終盤はペースも良かったので、もっと早くそれを出す事が出来て、予選上位を得られるように持ってかないといけませんね。次回に向けて準備していきます」

大津弘樹選手

大津弘樹紀選手のコメント

「ハードタイヤを装着していた事もあって、序盤厳しいかと思っていたのですが、少しずつ順位を上げられてポジションをキープする事も出来たのですが、路面温度に対してタイヤが硬かったので、ピックアップの影響もあり、なかなかペースを上げる事が出来ず、思うような走りが出来なかったのが悔しいですね。蓮もペースが良かったのですが、抜くほどのペースではなかったので予選、決勝と、もっとペースを上げて行く必要があると思っています」

佐藤蓮選手

佐藤蓮選手のコメント

「後半のスティントを担当しましたが、ピットアウトした後はそのあとのペースは良かったと思っています。追い上げて行く事は出来たのですが、1台を抜くにとどまり、集団の後ろに入ってしまうと、なかなかオーバーテイクにつながらなかったので、レースに強い車を作り上げていく必要があると感じました。予選、決勝を通してもう一度一から見直して、頑張りたいと思います」

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