開幕戦のクラッシュからメカニックの懸命な修復でクルマはいい方向へ、予選3番手で決勝を戦う
開幕戦では、まともに戦う事なく戦列を去ってしまったが、メカニック達の尽力によりこの場に車を持ってくる事が出来た。
フリー走行は走り出しから手応えはあったが、ターゲットタイムには届かなかったのが心残りだった。

Q1は大津弘樹選手が担当。大津選手は車のポテンシャルを最大限に引き出し、2番手でQ2の佐藤蓮選手につないだ。

佐藤選手はアタックラップで4輪脱輪の疑いがあったが、ベストタイムのラップではなかったため、そのタイムが有効となり、3番手のタイムでスターティンググリッドを確定した。
開幕戦ではノーポイントだったので、このレースで大量ポイントを獲得したい。

鈴木亜久里監督のコメント
「トップに届かなかったのは色々と理由があるけど、それよりも決勝のコンスタントラップが重要だね。しっかりと準備を進めて、明日の決勝に備えたいね」

土屋圭市アドバイザーのコメント
「大津が岡山からとても速い。チームも良いセットアップを見つけてくれたのもあるけど、それは大津のフィードバックが良かったから。蓮のパフォーマンスも良かったので、明日は期待出来るけど、長いレースだからトラブルに巻き込まれないように、そしてミスが起きないように集中していきたいね」

田中洋克チームディレクターのコメント
「走り始めはなかなか良かったのですが、500クラスの専有走行では思っていたようなタイムが出なくてちょっと心配しましたが、3番手からスタート出来て良かったです」

大津弘樹紀選手のコメント
「車のポテンシャルが高かったので、フリー走行から良い感触を得ていました。岡山でのクラッシュからメカさん達が車を何とか修復してくれましたが、修復の状態が非常に良かったのをフリー走行で感じる事が出来たので、予選に自信を持つことが出来ました。ポールを獲れなかったのは悔しいですが、それが予選の結果にもつながりましたし、明日の決勝は長丁場なので、優勝目指して精一杯頑張りたいと思います」

佐藤蓮選手のコメント
「走り出しからパフォーマンスが高い印象があって、QFシミュレーションでも良い感触を得られていました。そこから予選に向けて少しアジャストして、更に良い方向へ行ったので、車のポテンシャルも上手く引き出せたと思います。Q1で大津さんが2番手のタイムを出してつないでくれたので、ポールを狙っていたのですが、トップ2のタイムを超える事は難しかったです。しかし、明日は優勝を狙えるポジションなので、優勝を目指して頑張ります」