有終の美とはいかなかったがなんとか6位でシーズンを終える
秋晴れのレース観戦日和で決勝の朝を迎えた。我々はチャンピオンを獲得する可能性は無くなったが、CIVIC TYPE R-GT最後のレースで最高の結果を残せるように戦って行きたい。
スタートドライバーは松下信治選手。パレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。
松下選手は上手くスタートを決め、7番手にポジションを上げるが次の周にはチームメイトに抜かれ、8番手で走行。そのまま周回を重ねるが、8周目に差し掛かる直前に300クラス車両同士が接触、コースアウト。FCYが導入される。翌周にはリスタートが切られ、松下選手はタイミングを合わせ、ひとつポジションを上げる。ここでチームメイトと軽く接触してしまう。

その後は順位の変動はなく、22周目にルーティンのピットインを行い、野尻智紀選手に交代。14番手でコースに復帰。
30周を終えた時点でルーティンのピットインを行っていない車両は1台で、見た目の順位は8番手。
35周目にひとつポジションを落としてしまい順位は9番手。
37周目に全車ルーティンのピットインを終え、8番手を走行。6台で激しい7番手争いが繰り広げられていたが、ヘアピンでひとつポジションを落としてしまい9番手。44周目の4コーナーではじき出されてしまうが、順位を落とさずに走行を続けた。

50周目のバックストレートエンドで前の2台が接触し、スピードが落ちたタイミングで8番手までポジションアップ。
53周目の4コーナーで1台抜き7番手。前後との差が開いたので、燃料の残量を考慮し、燃費走行に入った。
そのまま順位は変わらず7位でレースを終えた。その後、車検で2位の車両が失格になり、6位でポイントを獲得した。
今季も応援ありがとうございました。来季も宜しくお願いします。

鈴木亜久里監督のコメント
「燃費を考えなければならないレースになってしまったのはフラストレーションが溜まったね。思いっきり戦えるようなレース運びにしたかった。今年は燃費に悩まされる年だったけど、来年はそのような要素は減ると考えているので、トラブルやアクシデントに巻き込まれないような強いレースが出来れば望んでいる結果になると思っている。来年に向けて今から準備していきます。今年も応援して下さったファンの方々、ご支援下さった方々に感謝します。ありがとうございました。来年も宜しくお願いします」

土屋圭市アドバイザーのコメント
「表彰台を狙える手応えがあっただけにこの結果は悔しい。燃費を考えなくてはならなかったので、前の車を攻略する手数が減ってしまった。ドライバーには申し訳ないと思っている。燃費を考えずに思いっきり戦えるレースをしたかったね。どんな時でも応援して下さったファンの方々に感謝します。皆さまの応援が自分達の気持ちを強くしてくれます。来年も宜しくお願いします」

田中洋克チームディレクターのコメント
「CIVIC TYPE R-GT最後のレースだったんですけど、車も悪く無かったし、ピット作業も給油も相乗効果があって良かったのですが、前の車に抑えられてしまいました。戦略的にもうちょっと考えなければならないところがありました。来年に向けて頑張りたいと思います。今年も1年ご支援下さいましてありがとうございました」

野尻智紀選手のコメント
「凄く激しいレースの中で、燃費、燃料給油も削っていたので燃料も使えず、その中でも何とかリカバリーして集団を抜け出せたのは良かったのですが、来年に向けてドライバーとしても見直すべきところもあるので、また出直します。1年間応援ありがとうございました」

松下信治選手のコメント
「ボクのスティントで前の車のペースが上がらなくて、フタをされたカタチだったのですが、その間に燃費をセーブして、その代わりにセカンドスティントで少し前に出るという作戦を取ったのですが、また前にいた車に先に行かれてしまいました。野尻選手は波乱の中で上手く車を持って帰ってきてくれて、6位だったので出来る事はやり切ったと思います。1年間ご支援、応援してくれた皆さまに感謝します。ありがとうございました」




