ARTA SUPER GT500 #8 第6戦 決勝レポート | ARTA

2025.9.22

2025.9.22

ARTA SUPER GT500 #8 第6戦 決勝レポート

Q1突破できなかったことが最大の敗因だが、残り2戦で絶対に挽回

スタート前のウォームアップはいつものように決勝のセット確認を行った。後方からポジションを上げられそうな手応えはあったようだ。ここ、SUGOは荒れるレースが多いので、様々な展開の対応策を組んでスタートを待った。

スタートドライバーは野尻智紀選手、パレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。

クリーンなスタートを切り、順位をキープしたまま2周目に入って行った。ペースはよく、7周目には一気に8番手まで順位を上げる事に成功した。さらに次の周に7番手にポジションを上げた。

15周目のストレートで前方のバトルの隙きをつき、6番手にポジションアップ。17周目の3コーナーで更にひとつポジションを上げ、5番手を走行。車のバランスは良さそうだ。

19周目に300クラス同士の接触があり、FCYが導入された。翌周には車両回収が済み、リスタートが切られた。

25周過ぎまで順位の変動はなく、29周目にルーティンのピットインを行い、松下信治選手に交代した。

8番手で戦列に復帰した。他のピットインもあり、32周目には7番手に浮上したが、37周目に抜かれてしまい、8番手にポジションを戻してしまう。

他車のピットインもあり、順位を6番手に戻したところでFCYが導入される。ピットロード出口で300クラス車両が止まってしまったためだ。車両回収が終わり、47周目にリスタートが切られたが、直後にメインストレートで接触があり、セーフティーカーが導入されたが、かなり大きなクラッシュで赤旗中断となった。この時点でポジションは5番手。約1時間の中断のあと、セーフティーカーの先導によりリスタートが切られた。レースは時間レースになり、16:30でチェッカーとなる。

リスタート直後に300クラスの車両が止まり、FCYが再び導入された。58周目にリスタートが切られた。

デッドヒートを繰り広げていたが、バトル中に接触を避ける為にラインを外してしまい、9番手まで順位を落としてしまう。そのままチェッカーフラッグが振られたが、前の車がペナルティを受け、最終的には8位が正式結果となった。


鈴木亜久里監督のコメント

「野尻は抜く事が難しいコースでしっかり順位を上げてくれて良い仕事をしてくれた。後半のノブも熱いバトルを見せてくれて、皆のモチベーションを上げてくれた。結果的に順位を落としてしまったのは残念だったけど、今後の可能性を示してくれたレースだったと思う」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「野尻もノブも素晴らしい走りをしてくれた。チャンピオンを獲るのは難しくなってきたけど、残りのレースでは存在をアピールして欲しいね」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「レースペースがとても良かったので、予選のポジションが悔やまれますね。終盤、ポジションを落としてしまいましたが、サクセスウェイトの事を考えると、ここはチャンスがあったので、残念ですが残りの2レースで頑張りたいと思います」

野尻智紀選手

野尻智紀選手のコメント

「決勝のレースペースは良かったので、やはり予選で車両のミスなども重なって、Q1を突破出来なかったのが悔やまれます。終盤はひとつでもポジションを上げようという気持ちが強くて、それが上手くいかなくて順位を落としてしまいました。色々なレースがあると思いますが、気持ちを切り替えて次のレース頑張ります」

松下信治選手

松下信治選手のコメント

「良いレースが出来ていたと思うのですが、最終ラップに300クラスの車が前にいて、自分の後ろにいた車にインを刺されてしまい、接触を避けるために外側にラインをずらしてしまい、大きく順位を落としてしまいました。悔いが残るレースでしたが、残りの2戦で良い結果を残せるように気持ちを切り替えて行きます」

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