ARTA SUPER GT500 #16 第8戦 決勝レポート | ARTA

2025.11.3

2025.11.3

ARTA SUPER GT500 #16 第8戦 決勝レポート

シーズン後半は良かったがもっと早く結果を出せればチャンピオン争いも

今季最後のレースは前回の3位を上回る結果で締めくくりたい。特に、このレースで最後となるCIVIC TYPE R-GTに花を添えられるレースにしたい。

スタートドライバーは大津弘樹選手。スタートで大津選手はひとつポジションを上げ、8番手で1周目のストレートを通過。次の周にチームメイトの8号車を抜いてポジションは7番手。そのまま周回を重ねるが、8周目に差し掛かる直前に300クラス車両同士が接触、コースアウト。FCYが導入される。翌周にはリスタートが切られたが、この後、8号車と接触してしまう。これが影響で車のバランスが崩れてしまい、ブレーキング時に真っ直ぐ止まらない症状が出てしまった。

大津選手は10周目に無線で不調を訴えてきた。接触の影響で車のリアが安定しないようだ。ラップタイムの落ち込みは無かったが、コントロールが難しかったのか、12周目にはひとつポジションを落としてしまう。

接近戦を繰り広げていたが、23周目にルーティンのピットインを行い、佐藤蓮選手に交代。14番手でコースに復帰。

30周を終えた時点でルーティンのピットインを行っていない車両は1台で、見た目の順位は10番手。

34周目の1コーナーでひとつポジションを落としてしまい、この時点で11番手。35周目にはピットから燃費走行の指示が出た。

37周目に全車のルーティンのピットインが終わり、入賞圏内の10番手にポジションアップ。しかし、燃費走行が続いており、40周目にポジションをひとつ落としてしまう。44周目には更に12番手まで順位を落としてしまう。

47周目に1台を抜いて11番手。

50周目のバックストレートエンドで前の2台が接触し、スピードが落ちたタイミングで9番手までポジションアップ。

54周目の3コーナー手前のストレートで他車に追突されてしまう。走行は続行出来て、ダメージも少なかった。

その後は、8番手争いが激化。テールトゥーノーズで接戦が続いたが、最後まで順位は変わらず、9位でレースを終えた。その後、2位の車両が失格になり、最終的には8位でレースを終えた。

今シーズンも16号車を応援して下さいましてありがとうございました。

来季に向けて今から準備を進めて行きたい。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「シーズン通してこの車は速さがあったのだけど、なかなか結果につながらなかったね。今日はポイントが獲れたけど、接触しなければもっと上位に食い込めたので、こういったちょっとしたアクシデントに遭わないようなレース運びが大切になってくる。来年はこういったミスを無くして行きたいね。そうすれば自ずと結果がついてくると思っている。今年も応援して下さったファンの方々、ご支援くださいました皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。来年こそチャンピオン争いが出来るように準備していきます」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「序盤の8との接触が響いてしまったね。良いペースで走れそうだったけど、これもレース。しかし、16号車はシーズン後半戦で本来の速さを発揮出来たので、もっと早い段階でこの力を出せていれば、チャンピオン争いに加われたと思っています。来年は序盤からしっかりとポイントを重ねていけるレースにしたいね。今年も応援ありがとうございました。結果が出ていない時でも支えてくれたファンの方々、協賛各社には感謝しかありません。来年、結果を出して期待に応えられるように頑張ります」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「車は凄く良かったのですが、最初のFCYの時に8号車と接触してしまい、左のリアに違和感が出てしまい、ブレーキの時もまっすぐ止まらない症状が出てしまいました。そんな状況でも蓮は最後までしっかり走ってくれました。今季前半戦はノーポイントで苦戦しましたが、後半戦は前戦でポイントを獲得し、ランキングも少し上げる事が出来たのは良かったのですが、もう少し早いタイミングで調子を上げる事が出来ていればチャンピオン争いも出来ていたかも知れないので、来年に向けて今から準備したいと思います。
今年も応援して下さいましてありがとうございました」

大津弘樹選手

大津弘樹紀選手のコメント

「ペースは良くて走り出しから抜いてどんどんペースを上げて行こうと思いましたが、8号車と接触してしまい、バランスが悪くなってしまいました。そこからペースを上げられなくなってしまい、蓮に代わってからも思うようにペースを上げる事が出来ず、悔しい結果となってしまいました。今年も1年間ありがとうございました。CIVIC TYPE R-GT最後のレースで、もっと良い結果を残したかったのですが、この経験を来年に生かせるように頑張りたいと思います」

佐藤蓮選手

佐藤蓮選手のコメント

「車のバランスは凄く良かったのですが、序盤に8号車と接触してしまい、そこで車のバランスが崩れてしまいました。後半、何とか耐えて走っていましたが、他車に追突されてしまい満身創痍の状況で走っていたのですが、何とかポイント圏内でフィニッシュする事が出来ました。来年はまだ決まっていませんが、来年に生かせるように頑張りたいと思います。今年も1年間ありがとうございました。来年も宜しくお願いします」

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