ARTA SUPER GT500 #16 第7戦 決勝レポート | ARTA

2025.10.20

2025.10.20

ARTA SUPER GT500 #16 第7戦 決勝レポート

ホンダが表彰台独占も3番手は嬉しさもあるが悔しさも、最終戦で結果出したい

3時間の時間レースで開催される第7戦オートポリス大会は、今にも雨が降りそうな空模様だが、ドライコンディションでスタートが切られた。スタートドライバーは大津弘樹選手。スタート直後の1コーナーで、前方の車両同士の接触があり、1台の車両がスピン。

2つポジションを上げて、9番手で走行を続ける。11周目に前方で接触があり、FCYが導入された。それによりポジションがひとつ上り8番手。車両回収により、FCYがセーフティーカーに切り替わった。

回収が完了し、15周目にリスタートが切られた。その後、1周目に前方で接触があったが、その原因となった車両がドライブスルーペナルティを受けてひとつ順位を上げた。

更に11周目の接触で前車がドライブスルーペナルティを受け、6番手にポジションアップ。

27周目に前方で接触があり、5番手に浮上。前を走っていた車両が33周目にコースアウト、更にルーティンのピットインをする車両があり、2番手まで上がったところで35周目に1回目のピットイン。佐藤蓮選手に交代して、2スティント目に入った。

全車が1回目のルーティンのピットインを終了した41周目時点での順位は10番手。その後は順位をキープしたまま周回を重ねたが、50周目に抜かれて11番手に落ちてしまう。

56周目に2回目のピットインを行い、12番手でコースに復帰。他の車両のピットインもあり、7番手にポジションアップ。

59周目にコース上に300クラス車両が止まってしまい、回収のためにFCYが導入され、翌周にはリスタートが切られた。

61周目には4番手までポジションを取り戻す。前の車両がコースアウトしてしまい、3番手に浮上。トップ走行中の車両がピットインし、69周目に2番手に浮上。

71周目に2番手に浮上し、終盤までキープしていたが、99周目に抜かれてしまい3番手にドロップしてしまう。

タイヤのグリップ力は殆ど残っていなかったが、佐藤選手は終盤まで何とか踏ん張り今季初の表彰台を得る事に成功した。

車のポテンシャルはとても高いので、最終戦ではトップ争いを行って最高のポジションでシーズンを終えたい。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「16号車はシーズン最初から車の速さがあったのに、なかなか結果につなげる事が出来なかった。でも第5戦、6戦でポールを獲得し、ここでようやく表彰台に登る事が出来て、本来の速さを証明出来るようになってきた。まだ改善しなければならないところもあるけど、徐々に良くなってきているので、最終戦が楽しみだね。しっかりと結果を出せるように頑張ります」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「終盤はハラハラドキドキの見ているお客さんを惹きつけるレースをしてくれたね。もちろん我々が勝ちたかったけど、前半戦の不調を考えると、尻上がりで良くなってきているので、最終戦で更に良い結果でシーズンを終えたいね」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「最初のスティントで長めに走ろうと決めていて、結果的にその作戦は良かったのですが、他のシビックが優勝や2位を獲っているので3位表彰台でも悔しさの方が大きいですね。最終戦で良いところを見せられるように頑張ります」

大津弘樹選手

大津弘樹紀選手のコメント

「終盤は蓮も2番手を走っていて頑張っていたのですが、残り数分のところで逆転されてしまいました。TOP3台がホンダだったので、その中でTOPを獲りたかったという悔しい気持ちはありますが、表彰台に登れたのは良かったです。最終戦も頑張りますので、応援して下さい」

佐藤蓮選手

佐藤蓮選手のコメント

「戦略も車も良かったのですが、残りわずかまで2番手をキープしていたのですが、最後タイヤが終わってしまい、抜かれてしまいました。悔しいですが、今季は表彰台が無かったですし、ホンダ勢としても表彰台を独占出来ましたので良かったと思っています。もてぎはノーウェイトでイコールコンディションで戦うので、この調子でシビック最後のレースで良いところを見せたいです。応援ありがとうございました」

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