2026年シーズン、ARTA GALSに強力な新メンバーが加わった。他チームでのキャリアを持ち、サーキットでも抜群の存在感を放つ佐々木 美乃里(ささき みのり)だ。チームの半分が入れ替わる新体制の中、彼女はどのような想いでARTAの門を叩いたのか。初の予選日を終えたばかりの彼女に、チームの圧倒的なスケール感、憧れ続けたコスチューム、そしてARTA GALSとして描く未来のビジョンについて聞いた。

「一瞬で安心感へ変わった」実力派たちが生む、初日からのシナジー
ーーARTAの一員として迎えた初めての予選日。周囲からは「メンバーが半分入れ替わって雰囲気が大きく変わるのでは」という視線もありましたが、実際に4人で立ってみて、どのような空気感でしたか?
佐々木: 実は私、新しいチームということもあって、最初はすごく緊張してドキドキしていたんです。でも、その緊張は一瞬で消え去って、すぐに深い「安心感」へと変わりました。
頼れる3年目の先輩方がしっかりと引っ張ってくださいますし、新人の琴莉ちゃんも、新人とは思えないくらいおどおどせずに堂々としていて、すごくしっかりしているんです。すでに4人の間に強い信頼関係があって、初日から「この4人なら大丈夫」と思える最高のチームワークを実感できました。

ーー外から見ていた以上に、内側の当事者たちの間には、初日から確固たる一体感が生まれていたのですね。
佐々木: はい。ファンの皆さまや周囲の方が心配する隙もないくらい、初日から驚くほどの安定感と居心地の良さを感じていました。
伝統の「黒」と復活の「ワンピース」に袖を通す歓び。それは“衣装”を超えたアパレルクオリティ
ーー今回のコスチュームはファンの間でも非常に注目されていますが、実際にサーキットでお披露目してみて、お気に入りやこだわりのポイントはどこですか?
佐々木: まず何よりも、ずっと憧れだったARTA GALSの「黒」を基調としたコスチュームに袖を通せたことが、本当に嬉しかったです。これまで私自身、黒をベースにしたコスチュームを着たことがなかったのですが、ファンの方々から「全然違和感がないよ」「すごく似合っている!」と言っていただけて、ホッとしましたし、最高に嬉しかったです。
それに、今シーズンは数年ぶりに「ワンピースタイプ」が復活したことも大きなポイントです。昔からARTAのワンピーススタイルのコスチュームに強い憧れを抱いていたので、このタイミングで着用できたことには運命的なものも感じています。

ーーブランドが追求する「レーシングスポーツブランド」としての機能美や、素材へのこだわりはどう感じましたか?
佐々木: 着心地が本当に最高なんです。いわゆる“レースアンバサダーの衣装”という枠を超えていて、洗練されたアパレルとしての完成度がものすごく高いなと感じます。スポーティーでありながらモード感もあって、着ているだけで自分自身のポテンシャルを引き出してくれるような感覚があります。
2台のGT500、巨大なファンシート。「GTをメインで盛り上げているのはARTAだ」という確信
ーー初めてARTAの内側に入り、ピットやサーキット全体の光景をご覧になって、改めて「ARTAらしさ」「強さ」を感じた部分はどこでしょうか。
佐々木: 以前いたチームとの大きな違いであり、圧倒されたのは、やっぱり「GT500クラスで2台体制(8号車・16号車)を敷いて戦っている」というスケールの大きさです。
ピットの広さも2台分あって圧倒的ですし、そこに携わるメカニックさんやチームスタッフの方々の数、そして全体の熱量がものすごいんです。「私は今、本当にとてつもなく大きな、そしてプロフェッショナルなチームに迎え入れていただいたんだな」ということを肌で実感しました。

ーーピットからの景色も、他のチームとは一線を画すものがありますよね。
佐々木: そうなんです! ピットからグランドスタンドに目を向けたとき、視界に飛び込んでくる「ARTAファンシート」の巨大なエリアと、掲げられた無数のフラッグや幕の光景は圧巻でした。
SUPER GTの冠スポンサーであるオートバックスを背負い、ハード・ソフトの両面において「このGTというレースを一番メインで盛り上げ、牽引しているのは間違いなくARTAなんだ」という絶対的な格好良さを、昨日改めて確信しました。

サーキット中をARTAの色に染め上げる。私をきっかけに、この熱狂をまだ見ぬ人へ
ーー最後に、ファンの皆さまへのメッセージを兼ねて、今シーズン「佐々木美乃里のここに注目してほしい」という意気込みを教えてください。
佐々木: ARTAは長年の輝かしい歴史があり、サーキットに来る方でその名を知らない人はいないほどのビッグチームです。すでに大きな注目を集めているチームだからこそ、私はその一員として、この熱狂を「さらに外へと広げていく存在」になりたいと思っています。
まだモータースポーツに詳しくない方や、サーキットに来たことがない方たちが、私をきっかけにSUPER GTを知り、ARTAを好きになってくれたらこれ以上の幸せはありません。そのために、サーキットでの立ち振る舞いはもちろん、SNSでの発信にも全力で力を入れていきます。

ーーサーキットへ足を運んでくれるファンの方々と、どのように今シーズンを戦っていきたいですか?
佐々木: ARTAには、日常でも身につけたくなるようなスタイリッシュで素敵なアパレルグッズがたくさんあります。現地に来てくださった際には、ぜひそれらを身にまとって、私たちと一緒に戦っていただきたいです。
「サーキットにいる全員がARTAの服を着ているんじゃないか」と思えるくらい、スタンドもピット裏もARTAの色で埋め尽くし、圧倒的な一体感を作りたい。その中心で輝けるよう、今シーズンを全力で駆け抜けます!






