4月12~13日の岡山国際サーキットで、いよいよ2025年シーズンの開幕を迎えるARTA。
開幕前の慌ただしい時期ではあるが、監督、選手が一同に会し座談会をおこなった。
参加したのは、総監督の鈴木 亜久里氏、エグゼクティブ・アドバイザーの土屋 圭市氏、野尻 智紀選手、松下 信治選手、大津 弘樹選手、佐藤 蓮選手という豪華メンバー。
今シーズンにかける意気込みだけでなく、鈴木 亜久里氏のF1現役時の年収やレース前のルーティーンといった普段は聞けない話題も飛び出した。
レース前のルーティーンでは意外な共通項
まずは、レースの裏話を中心に質問をぶつけてみた。
特に、レース前のルーティーンは、各自でこだわりが強いポイントのようだ。
また、「お参り」という、意外な言葉が複数のメンバーからあがった。
Q.レース前のルーティーンやジンクスはありますか?

土屋:金曜日のテスト走行で履いていたパンツと靴下を(洗って)レースでも使う。あと、カップラーメンを普段食べるんだけど、予選で良ければ決勝も同じものを食べる。
松下:昔はあったけど、やめました。ヨーロッパの選手が前日遅くまで飲んでいたくせに勝っていたのをみて、「関係ないな」と思って。
土屋:それ鈴木 亜久里じゃん!
一同:爆笑
野尻:僕は神社にお参りに行ってました。最近お参りしていないから、また始めようかと思っています。
鈴木:お賽銭は1万円だからね。1,000円だと全然勝てなかったけど、1万円にしたら急に勝てるようになった。(笑)
一同:爆笑
土屋:俺も8号車と16号車の優勝祈願にいつも行ってるよ。
大津:僕はお墓参りに行ってますね。カート時代からほぼ毎レースです。
佐藤:前は「右足から靴下を履く」みたいなことをやっていたんですが、気にするほうがストレスになるのでやめました。
鈴木:俺は全然ないよ。ジンクスとかはないけど、緊張しないようにはしてたかな
Q.オフシーズンのトレーニングはなにかしましたか?

野尻:してない!
一同:爆笑
野尻:去年1年働きすぎだったのか疲れちゃって(笑)
Q.無線で面白い内容はありましたか?
土屋:この4人はまともだよ。
野尻:無線で面白かったことは・・・
鈴木:面白いこと言わないな。淡々と必要なことだけをしゃべってるよね。
レーサーの気になる年収話!?プライベートトーク
レースに関しては、さすが結果を追い求める集団だけあって真面目な内容だった印象。
しかし、話題がプライベートに及ぶと、多くのぶっちゃけトークが聞かれた。
鈴木氏の現役時代の年収にまで話題が膨らんだ、プライベートトークからメンバーの仲の良さを感じていただきたい。
Q.チーム内で一番仲良しな人はいますか?

土屋:このメンバーみんな仲良いんじゃないの?
鈴木:仲良しではあるけど、仕事だからね。
一同:確かに。

大津:蓮(佐藤)と6日連続一緒にいるなぁ。
松下:仲いいじゃん!(笑)
鈴木:この2人はタイ料理ばっかり食ってる(笑)
一同:(爆笑)
鈴木:ところでさ、みんなの年収聞いてみようよ!
一同:突然?(笑)
野尻:まずは亜久里さんから!
Q.鈴木 亜久里さんの全盛期の年収は?

鈴木:F1やってたときは年収〇億あったよ。
土屋:いや、もっとあったよ。
松下:何に使っちゃったんですか?
鈴木:ARTAだよ(笑)全部使っちゃった。みんなは月のおこづかいいくら使ってるの?
Q.おこづかいはどれくらい使ってる?(鈴木氏より質問)
土屋:俺は飲みにいくくらいだし、〇〇万円くらいかなぁ。
佐藤:おこづかいは、あまり使わないです。
松下:株とか買ってるじゃん(笑)
佐藤:株はまぁ(笑)あとは飲みに行くくらいですかね。
勝利を目指す姿勢は全員一致
プライベートトークで盛り上がったところで、話題はチームの魅力や今シーズンの意気込みへと移る。
「勝ちたい」という言葉はもちろん、ファンを大切にする想いも伝わってきた。
Q.ARTAの魅力や良いところは?

土屋:ミスをしなければ常に表彰台にいるってところ。あとは、ファンにやさしい。
鈴木:ファンを大切にすることも含めて、魅力はチームそのものだよね。みんな仲が良い。ファンにヘルメットあげるチームなんてある?(笑)
土屋:ないね。
Q.今シーズン1番ライバル視しているチームは?

大津:やっぱり1号車(TGR TEAM au TOM’S)
土屋:全員一致でライバルは1号車じゃないかな?向こうは思ってないかも知れないけど(笑)
鈴木:ライバルというか目標だよな。

松下:あとは、同じホンダの100号車(STANLEY TEAM KUNIMITSU)
土屋:ホンダ勢トップは獲りたいよな。
Q.今シーズンにかける意気込み

土屋:まずこの4人は、ホンダ5台中トップに常にいること。
佐藤:去年あまり目立たなかったので、とにかくカメラに抜かれる場所を走ってアピールをしたいですね。100号車と1号車に勝つことが目標にいきます。
大津:今年は意識改革もあって、チームとしては強く戦えると思う。16号車は2年目ということで、高いパフォーマンスを出して最終的にはチャンピオン争いをしたいですね。
松下:まずはミスをゼロにしていけば、結果的にいい位置にはいると思います。個人的には野尻選手から去年学ばせてもらったので、今年は僕が返せるように頑張りたいなと思います。

野尻:昨年は100かゼロかみたいな結果だったので、「こんなにARTA強かったんだ」という姿をみなさんに見せたいです。僕はARTA歴が長いんで、そろそろチャンピオンを獲りたいなと思っています。

進行役が制止するまで、座談会の話は尽きなかった。各々が思ったことをいえるというのは、チームとして仲が良い証拠だろう。
一方で、ここでは明かせないレースやマシンの話になると、一同が一気に真剣になる場面も。
仲が良いなかにも厳しさをもち、全員が口にしたのは「勝ちたい」という想い。
2025年は、「強い」ARTAがきっとみられるはずだ。